うなぎの味はたれで決まる

体力低下を感じるときに食べたいうなぎ。しかし、高いのが唯一の難点です。スーパーで買えばかなりの節約になりますが、専門店で食べたようなあの香ばしさやたれの複雑さの足元にも及ばない、というのが一般常識です。しかし、そこであきらめてはいけません。一家4人でうなぎをしっかり食べるにはスーパーに頼らざるを得ません。

それならば、温め方に一工夫して、専門店にも負けないカリッと香ばしいうなぎにしてしまえばいいのです。そこでまずやらなければいけないのが、うなぎを洗うという荒治療。スーパーのかば焼きにあらかじめ塗られているたれは、ピカピカと美味しそうに見せるための工夫がたっぷりされています。

その工夫とは、おいしさのためではなく見た目重視の消費者にはありがたくないものなので、思い切って洗ってしまうというのが大正解。このたれには同時に臭みもしみついているので、洗うことで生臭さのない品のいい味になります。身を崩さないようにぬるま湯で洗ったら、しっかりキッチンペーパーなどで水気をふき取っておきましょう。うなぎの味はたれで決まるようなものなので、美味しくないたれはきっちり取り去るのが潔い方法です。

関西風と関東風で温め方にもコツがある

いよいよ温めるといった段階で、さて関西風にしようか関東風にしようかと悩むのもうなぎを食べる楽しみです。関東風はふんわりとした身が特徴なので、グリルを使って蒸しあげたようなふっくらとしたかば焼きに仕上げます。グリルを余熱しておき、酒をふったうなぎをホイルに包んで温めます。

蒸し焼きの要領で5分ほどあたためたら、ホイルの上部を剥がしてたれをかけて1分そのまま熱を入れます。かために炊いたご飯に乗せてたれをさらにかければ完成です。山椒を忘れずに、品のいい味を楽しみましょう。関西風は皮目がカリッと香ばしいのが特徴です。酒を振ったうなぎを、油を引いた熱いフライパンで揚げ焼きにします。

一度ひっくり返し両面に少し焼き色が付けばOK。焦げやすいので注意しながら中まで温まれば出来上がり。バットにあげて余分な油をしっかり落としましょう。揚げ焼きとは思えない、意外とあっさりしたかば焼きになります。たれは市販のものでも手作りのものでも美味しく食べられますが、関東風には辛めの方が合いますので、ぜひ手作りに挑戦してみましょう。スーパーで買ったうなぎも、工夫次第で専門店に負けない絶品の味わいになります。